筑後柳川のお殿様といえば立花宗茂公が有名ですが、今の風情ある柳川や八女の街並みの礎を築いたのは、慶長5年関ヶ原の戦役において徳川家康公に勲功を認められ、この地を与えられた戦国大名田中吉政公だと云われています。吉政公は、土木や殖産の分野において比類のない才を発揮した人物とされ、筑後川の河川改修や新田開発、32キロに及ぶ「慶長本土居」と呼ばれる有明海堤防の構築に尽力しました。
知られざる筑後の名領主、田中吉政公の功績と生涯を顕彰する展示会(および講演会)が開催されます。あわせて、田中吉政研究の第一人者である半田隆夫氏と、公の子孫として顕彰活動を続けておられる田中義照氏が講演を行います。ご興味ある方はぜひ足をお運びください。